備考・経緯

備考・経緯とは、ユーザーまたはプロセスのアクション/思考を自由形式で記録したものです。一般に、備考・経緯は、他の方法では容易に記録できない他のビジネスオブジェクトに関する情報を記録する場合に使用します。備考・経緯はユーザーが作成するのが一般的ですが、ClaimCenter 内でのバッチ処理またはその他のシステム動作によって作成することもできます。また、呼び出し元アプリケーションがシステム API を使用して作成することも可能です。

Cloud API を使用すると、備考・経緯をクレームに添付できます。必要に応じて、そのクレームのエクスポージャー、ClaimContact、またはサービス要求に添付することもできます。さらに、アクティビティに備考・経緯を添付することも可能です。

ClaimCenter における備考・経緯の機能の詳細については、『アプリケーションガイド』を参照してください。

注: 備考・経緯は、すべてのコア InsuranceSuite アプリケーションに存在します。備考・経緯がすべてのアプリケーションにわたって共通の方法で機能するようにするために、一部の備考・経緯エンドポイント(特定の ID を持つ備考・経緯をクエリするためのエンドポイントなど)は、Common API で宣言されます。備考・経緯はすべての InsuranceSuite アプリケーションに存在するとは限らず、クレームに属することもあります。つまり、その他の備考・経緯エンドポイント(特定のクレームに関連する備考・経緯をクエリするためのエンドポイントなど)は、Claim API で宣言されます。このトピックでは、各エンドポイントが宣言される API を常に明確に示します。
注: Cloud API の ContactManager には、備考・経緯を操作するための Common API とそのエンドポイントが含まれています。ただし、ContactManager アプリケーションのベースコンフィギュレーションには、備考・経緯に対するユーザーインターフェイスまたはビジネスルールのサポートはありません。備考・経緯エンドポイントが ContactManager の Cloud API に含まれているのは、主に整合性を維持すると同時に、備考・経緯を操作できるように ContactManager を設定することを望む保険会社をサポートするためです。