エクスポージャーのアサイン
すべてのエクスポージャーは、グループとそのグループ内のユーザーにアサインされます。アサインされたユーザーは、エクスポージャー管理の主担当になります。
ほとんどのエクスポージャーは、クレームを所有する同一のユーザーとグループにアサインされます。ただし時として、クレームとは異なるユーザーとグループへのアサインを必要とする特別な専門知識が、エクスポージャーで必要になることがあります。例えば、3 つのエクスポージャー(損傷した車両に対する 2 つのエクスポージャーと、致命的な傷害に関係する医療費支払に対する 1 つのエクスポージャー)を含む個人用自動車クレームがあるとします。クレームと車両エクスポージャーは通常の手順で、すべて同じグループとユーザーにアサインできます。しかし、傷害エクスポージャーにはかなりの額の支払または訴訟が関与する可能性があります。このエクスポージャーは、死亡事故を専門とするグループとユーザーにアサインされます。
システム API 経由でエクスポージャーを作成すると、エクスポージャーを最初にグループとユーザーにアサインするため、エクスポージャーのアサインルールを ClaimCenter が自動的に実行します。必要に応じて、POST /claims/{claimId}/exposures/{exposureId}/assign エンドポイントを使用して、エクスポージャーの再アサインもできます。
アサインオプション
エクスポージャーはシステム API 経由で以下の方法でアサインできます。
- 特定のグループとそのグループ内のユーザーにアサイン
- 特定のグループのみにアサイン(ClaimCenter がアサインルールを使用して、そのグループ内のユーザーを選択)
- クレーム所有者にアサイン
- エクスポージャーのアサインルールを再実行することでアサイン
- アサインルールを最後に実行した後にエクスポージャーが変更され、その変更がエクスポージャーのアサイン先に影響する可能性がある場合、この方法を適用できます。
/exposures/{exposureId}/assign エンドポイントのルートリソースは ExposureAssignee です。このリソースによってアサイン条件が指定されます。スキーマには、以下のフィールドがあります。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
autoAssign |
Boolean | アサインルールを使用してエクスポージャーをアサインするかどうか |
claimOwner |
Boolean | エクスポージャーをクレーム所有者にアサインするかどうか |
groupId |
文字列 | エクスポージャーのアサイン先となるグループの ID |
userId |
文字列 | エクスポージャーのアサイン先となるユーザーの ID |
ExposureAssignee リソースは空にできません。ここでは 1 つの論理アサインオプションを指定する必要があります(グループとユーザー、グループのみ、クレーム所有者、または自動アサイン)。
アサインルールによるアサインの実行方法の詳細については、『Gosu ルールガイド』を参照してください。
アサインの例 - 特定のグループ(およびユーザー)へのアサイン
次の例は、(クレーム cc:34 にある)エクスポージャー cc:48 をグループ demo_sample:31(Auto1 - TeamA)およびユーザー demo_sample:2(Sue Smith)にアサインしています。
POST /claim/v1/claims/cc:34/exposures/cc:48/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"groupId" : "demo_sample:31",
"userId" : "demo_sample:2"
}
}
}
次の例は、(クレーム cc:34 にある)エクスポージャー cc:48 をグループ demo_sample:31(Auto1 - TeamA)にアサインしています。ユーザーは指定されていないため、ClaimCenter がアサインルールを実行して、グループ demo-sample:31 内のユーザーにエクスポージャーをアサインします。
POST /claim/v1/claims/cc:34/exposures/cc:48/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"groupId" : "demo_sample:31"
}
}
}
現時点では、グループまたはグループ ID を返すエンドポイントはありません。エクスポージャーを特定のグループにアサインするには、呼び出し元アプリケーションで、グループのシステム API 以外の方法を使用して、グループ ID を決定する必要があります。
アサインの例 - クレーム所有者へのアサイン
次の例は、(クレーム cc:34 にある)エクスポージャー cc:48 を、親クレームを所有するグループとユーザーにアサインしています。
POST /claim/v1/claims/cc:34/exposures/cc:48/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"claimOwner" : true
}
}
}
アサインの例 - 自動アサインの使用
次の例は、自動アサインルールを使用して(クレーム cc:34 から)エクスポージャー cc:48 をアサインしています。
POST /claim/v1/claims/cc:34/exposures/cc:48/assign
{
"data": {
"attributes": {
"autoAssign" : true
}
}
}