言語とロケール
要求を Cloud API に送信した場合のデフォルトの動作では、ClaimCenter に指定されているデフォルトの言語とロケールを使用して応答内のデータが表されます。このデフォルトの動作は、次のアプリケーションのコンフィギュレーションパラメータを使用して、config.xml で指定します。
DefaultApplicationLanguageDefaultApplicationLocale
InsuranceSuite アプリケーションでグローバリゼーションをサポートする方法の詳細については、『グローバリゼーションガイド』を参照してください。
ClaimCenter で複数の言語とロケールをサポートしている場合、Cloud API 要求では要求ヘッダーを使用して応答の言語とロケールを指定できます。応答の言語とロケールの翻訳には、さまざまな方法があります。
- Guidewire 固有の
GW-LanguageヘッダーとGW-Localeヘッダー- 推奨方法
- 認証済みユーザーの指定言語
- 標準の HTTP
Accept-Languageヘッダー
GW ヘッダー
Cloud API には、言語とロケールの指定に使用できる次の 2 つの Guidewire 固有のヘッダーがあります。GW-Language と GW-Locale です。これらのヘッダーを使用すると、呼び出しに適切な言語とロケールを明示できます。
Guidewire 固有のヘッダーを使用して言語を指定するには、要求に以下のヘッダーを設定します。
- キー:
GW-Language - 値:(言語を指定する ISO 639-1 コード)
例えば、言語を日本語に設定するには、要求に GW-Language/ja ヘッダーを含める必要があります。
GW ヘッダーを使用してロケールを指定するには、次のヘッダーを要求に設定します。
- キー:
GW-Locale - 値:(ISO 639-1 コードの後にアンダースコアを付け、さらに ISO 3166-1 alpha-2 ロケールコードを追加)
例えば、ロケールを日本語に設定するには、要求に GW-Locale/ja_JP ヘッダーを含める必要があります。
言語とロケールを指定する場合は、これらのヘッダーを使用することをお勧めします。こうしたヘッダーは呼び出しの意図を最も明示的に宣言します。
認証済み呼び出し元の指定言語
呼び出し元が認証済みで、指定言語があり、呼び出しで GW-Language または GW-Locale ヘッダーを指定していない場合には、呼び出し元の指定言語が使用されます。
呼び出し元が認証されている呼び出しにのみこれが適用されることに注意してください。/openapi.json エンドポイントや /swagger.json エンドポイントへの呼び出しなど、認証が実行されない呼び出しには適用されません。
Accept-Language ヘッダー
Accept-Language ヘッダーは、指定言語(指定ロケールではない)を指定する標準の HTTP ヘッダーです。このヘッダーは、ほとんどのブラウザで自動的に追加されます。ただし、設定方法はブラウザに応じて異なります。このヘッダーはまた、ブラウザ以外の呼び出しによって設定することもできます。
要求に GW-Language や GW-Locale ヘッダーが含まれておらず、呼び出し元が指定言語が設定された認証済みのユーザーではない場合は、Accept-Language ヘッダーが使用されます。
応答の言語とロケールの決定方法
| 指定対象 | 言語の設定先 | ロケールの設定先 |
|---|---|---|
GW-Language と GW-Locale の両方 |
GW-Language ヘッダー値 |
GW-Locale ヘッダー値 |
GW-Language のみ |
GW-Language ヘッダー値 |
呼び出し元の指定ロケール(ある場合)。指定ロケールがない場合は、ClaimCenter のデフォルトのロケール |
GW-Locale のみ |
呼び出し元の指定言語(ある場合)。指定言語がない場合は、ClaimCenter のデフォルトの言語 | GW-Locale ヘッダー値 |
GW-Language と GW-Locale 以外 |
呼び出し元の指定言語(ある場合)。指定言語がない場合は、Accept-Language ヘッダー(ある場合)。指定言語がない場合は、ClaimCenter のデフォルトの言語 |
呼び出し元の指定ロケール(ある場合)。指定ロケールがない場合は、ClaimCenter のデフォルトのロケール |