最小限のドラフトクレームの POST
ドラフトのクレームを作成するには、Claim API の POST /claims エンドポイントを使用できます。ドラフトのクレームを作成するための最小限情報は、次のとおりです。
- 保険契約番号
- 事故日
指定された保険契約番号の保険契約は、保険契約管理システムとして動作するシステムやクラスに存在する必要があります。また、事故日は保険契約の有効期間内である必要があります。指定日に存在していないか有効でない保険契約番号を指定すると、以下のようなエラーメッセージとともに応答 400 が返されます。
「userMessage」:「事故日 2020-01-01T07:00:00.000Z の保険証券番号が見つかりません」
チュートリアル:個人用自動車向け最小限ドラフトクレームの POST
このチュートリアルの前提事項は、前もって以下の必須チュートリアルを完了していることです。
このチュートリアルでは、最小限必要とされる情報を使用して、個人用自動車保険契約のドラフトクレームを作成します。
ci-test環境を使用して、ClaimCenter を起動します。- Postman で、[Launchpad]タブの右側の[+]をクリックして、新しい要求を開始します。
- [権限]タブで、ユーザー名 su とパスワード gw を使用して、[Basic Auth]を選択します。
- 次の呼び出しを入力しますが、[送信]はまだクリックしません。
- POST
http://localhost:8080/cc/rest/claim/v1/claims
- POST
- 要求ペイロードを指定します。
- タブの先頭行([パラメータ]で始まる行)で、[本文]をクリックします。
- ラジオボタンの行で[raw]を選択します。
- ラジオボタンの行の末尾で、ドロップダウンリストの値を[テキスト]から[JSON]に変更します。
- ラジオボタンの下のテキストフィールドに以下を貼り付けます。
{ "data" : { "attributes": { "lossDate": "2020-02-01T07:00:00.000Z", "policyNumber": "FNOL-POLICY" } } } - 必要に応じて、ペイロードの
lossDateを変更することで、以前のチュートリアルの保険は適用されるものの将来の日付ではない期間に事故が発生したようにします。
- [送信]をクリックします。
- 応答のペイロードには、クレームの ID とクレーム番号が含まれています。これらの両方の値を別の場所にコピーします。以降のチュートリアルで必要になるからです。
作業の確認
- ClaimCenter で新しいドラフトクレームを確認します。
- 応答ペイロード内の新しいドラフトクレームのクレーム番号をメモします。(8 行目近辺で先頭が「999-99」のような番号です。)
- ClaimCenter に
suとしてログオンします。 - [クレーム]タブをクリックし、[Claim #]メニュー項目にクレーム番号を入力して、Enter キーを押します。
ClaimCenter にドラフトのクレームが表示されます。クレームには最小限の情報しか含まれていないので、ClaimCenter は[新規クレームウィザード]の[基本情報]ステップに移動します。情報バーに、保険契約番号と事故日が表示されます。(保険証券番号には[Pol]、事故日には[DoL]というラベルが付いています。)保険契約番号と事故日は、POST /claims 要求ペイロード内のデータと一致する必要があります。
ベースコンフィギュレーションでは、クレームがドラフト状態の間は、[新規クレームウィザード]にクレーム番号は表示されません。