アクティビティのアサイン
最終的に、すべてのアクティビティがグループとそのグループ内のユーザーにアサインされます。このユーザーは、アクティビティをクローズする主担当になります。
アクティビティは一時的にキューにアサインできます。キューは、グループにアサインされているが、そのグループ内のユーザーにはまだアサインされていないアクティビティを含む、グループに属しているリポジトリです。グループ内のユーザーは、必要に応じて手動でアクティビティの所有権を取得できます。
システム API 経由でアクティビティを作成すると、アクティビティを最初にグループとユーザーにアサインするため、アクティビティのアサインルールを ClaimCenter が自動的に実行します。必要に応じて、/{activityId}/assign エンドポイントを使用して、アクティビティの再アサインもできます。
アサインオプション
- 特定のグループとそのグループ内のユーザーにアサイン
- 特定のグループのみにアサイン(ClaimCenter がアサインルールを使用して、そのグループ内のユーザーを選択)
- 特定のグループとキューにアサイン
- クレーム所有者にアサイン
- アクティビティアサインルールを再実行することでアサイン
- アサインルールを最後に実行した後にアクティビティが変更され、その変更がアクティビティのアサイン先に影響する可能性がある場合、この方法を適用できます。
/{activityId}/assign エンドポイントのルートリソースは Assignee です。このリソースによってアサイン条件が指定されます。Assignee スキーマには、次のフィールドがあります。
| フィールド | 型 | 説明 |
|---|---|---|
autoAssign |
Boolean | アサインルールを使用してアクティビティをアサインするかどうか |
claimOwner |
Boolean | アクティビティをクレーム所有者にアサインするかどうか |
groupId |
文字列 | アクティビティのアサイン先となるグループの ID |
queueId |
文字列 | アクティビティのアサイン先となるキューの ID |
userId |
文字列 | アクティビティのアサイン先となるユーザーの ID |
Assignee リソースはアサインオプションを指定する必要があります。空にできません。
アサインの例
アクティビティをユーザーにアサインする場合、そのユーザーがアクティブで、「アクティビティの所有」システム権限を持っている必要があります。
特定のグループ(およびユーザー)へのアサイン
以下のペイロードは、アクティビティ xc:1 をグループ demo_sample:31 とユーザー demo_sample:1 にアサインします。
POST /common/v1/activities/xc:1/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"groupId" : "demo_sample:31",
"userId" : "demo_sample:1"
}
}
}
以下のペイロードは、アクティビティ xc:1 をグループ demo-sample:31 にアサインします。ユーザーは指定されていないので、ClaimCenter がアサインルールを実行して、グループ demo-sample:31 内のユーザーにアクティビティをアサインします。
POST /common/v1/activities/xc:1/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"groupId": "demo_sample:31"
}
}
}
現時点では、グループまたはグループ ID を返すエンドポイントはありません。アクティビティを特定のグループにアサインするには、呼び出し元アプリケーションで、グループのシステム API 以外の方法を使用して、グループ ID を決定する必要があります。
特定のキューへのアサイン
以下のペイロードは、アクティビティ xc:1 をキュー cc:32 にアサインします。すべてのキューが単一のグループに関連付けられるため、アクティビティもそのグループにアサインされます。このキューへのアクセス権を持っているそのグループ内のユーザーは、手動でアクティビティの所有権を取得できます。
POST /common/v1/activities/xc:1/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"queueId": "cc:32"
}
}
}
現時点では、キューまたはキュー ID を返すエンドポイントはありません。アクティビティをキューにアサインするには、呼び出し元アプリケーションで、キューシステム API 以外の方法を使用して、キュー ID を決定する必要があります。
クレーム所有者へのアサイン
以下のペイロードは、アクティビティ xc:1 を、それが関連付けられたクレームを所有しているグループとユーザーにアサインします。
POST /common/v1/activities/xc:1/assign
{
"data": {
"attributes" : {
"claimOwner" : true
}
}
}
自動アサインの使用
以下のペイロードは、自動アサインルールを使用してアクティビティ xc:1 をアサインしています。
POST /common/v1/activities/xc:1/assign
{
"data": {
"attributes": {
"autoAssign" : true
}
}
}
アサインルールの詳細については、『Gosu ルールガイド』を参照してください。
推奨担当者の取得
ClaimCenter ユーザーがアクティビティを手動でアサインするとき、ユーザーインターフェイスには「推奨担当者」のドロップダウンリストが含まれます。一般に、このリストには以下のものが含まれます。
- アサインルールを使用するオプション
- アクティビティのクレームを所有するユーザーにアクティビティをアサインするオプション
- アクティビティが現在アサインされているグループのユーザー
- アクティビティが現在アサインされているグループに属するキュー
このドロップダウンリストのコンテンツは、アプリケーション固有の SuggestedAssigneeBuilder クラスによって生成されます。同じコンテンツにアクセスするには、以下のいずれかの /assignee エンドポイントを使用して GET を実行します。
| エンドポイント | 戻り値 |
|---|---|
/common/v1/activity/{activityId}/assignee |
このアクティビティの推奨担当者のリスト |
|
|
このクレームに対するアクティビティの推奨担当者のリスト |
以下は、Common API の /assignee エンドポイントからの応答例の一部です。
GET /common/v1/activities/cc:301/assignees
{
"count": 16,
"data": [
{
"attributes": {
"autoAssign": true,
"name": "Use automated assignment"
}
},
{
"attributes": {
"claimOwner": true,
"name": "Claim/Exposure Owner"
}
},
{
"attributes": {
"groupId": "demo_sample:31",
"name": "Sue Smith (Auto1 - TeamA)",
"userId": "demo_sample:2"
}
},
{
"attributes": {
"groupId": "demo_sample:31",
"name": "Andy Applegate (Auto1 - TeamA)",
"userId": "demo_sample:1"
}
},
...
{
"attributes": {
"name": "FNOL - Acme Insurance",
"queueId": "default_data:1"
}
}
],
...