反復的支払

ClaimCenter での反復的支払

反復的支払とは、1 件以上の保険金支払が連続したものであり、Claim Center で定期的に実行します。これは、長期治療が必要な傷害(毎週の理学療法が必要な傷害など)を伴うクレームで一般的な要件です。反復的支払は、反復的保険金支払セットとも呼ばれます。

反復的保険金支払は、同じ受取人に対して同じ金額で作成する必要があります。

反復的支払の詳細については、『アプリケーションガイド』を参照してください。

頻度の指定

反復的支払は、月単位または週単位で指定できます。

月単位の頻度は、「X か月ごとの N 日」(「2 か月ごとの 14 日」など)として指定できます。「X か月ごとの第 N 曜日」(「1 か月ごとの第 1 金曜日」など)としても指定できます。

週単位の頻度は、「X 週ごとの特定曜日」(「3 週ごとの火曜日」など)として指定できます。

厳密には、反復的保険金支払セットの頻度は、一連の支払の初回ではなく、2 回目の保険金支払から始まります。初回の保険金支払は「順番」と「順不同」のどちらかで送信することができます。例えば、月単位の保険金支払セットがあり、5 回の保険金支払で構成されるとします。初回の保険金支払を 3 月 19 日に送信し、以降の保険金支払を 4 月 19 日、5 月 19 日、6 月 19 日、および 7 月 19 日に送信することができます。ただし、初回の保険金支払を 3 月 19 日に送信し、以降の保険金支払を 4 月 1 日、5 月 1 日、6 月 1 日、および 7 月 1 日に送信することもできます。

Cloud API での反復的支払

保険金支払セットが反復的であると指定するには、POST ペイロードで保険金支払セットペイロード内の反復的支払オブジェクトを指定する必要があります。反復的支払オブジェクトでは、以下のフィールドが常に必須です。

  • firstDueDate - 保険金支払の初回予定日(これは、以降の保険金支払の頻度と一致するように設定したり、「順不同」になるように設定したりできます)。
  • numChecks - 反復的支払が適用される保険金支払の合計数。
  • subtype - 反復的支払の頻度(通常は MonthlyCheckReccurence または WeeklyCheckRecurrence)。

他にも必須フィールドがありますが、その内容は頻度の指定によって異なります。

保険金支払の定期送信(X か月間隔の特定日)

X か月ごとの特定日の反復的支払を使用して保険金支払を送信できます。次に例を示します。

  • 1 か月ごと(毎月)の 15 日に保険金支払を送信する
  • 2 か月ごとの 10 日に保険金支払を送信する

このタイプの頻度では、以下のフィールドが必須です。

  • firstDueDate - 保険金支払の初回予定日(これは、以降の保険金支払の頻度と一致するように設定したり、「順不同」になるように設定したりできます)。
  • numChecks - 反復的支払が適用される保険金支払の合計数。
  • subtype - MonthlyCheckRecurrence に設定します。
  • monthlyFrequency - 各反復の月数(毎月保険金支払を送信する場合は 1、2 か月ごとの場合は 2、以下同様)。
  • recurrenceDate(保険金支払が設定された月の特定日)

例えば、毎月 7 日の保険金支払を 10 回送信するには、以下の反復的支払を使用できます。初回の保険金支払は 1 月 7 日に送信されます。次回の保険金支払は 2 月 7 日に送信されます。以下同様です。

      "recurrence": {
        "firstDueDate": "2021-01-07",
        "monthlyFrequency": 1,
        "numChecks": 10,
        "recurrenceDate": 7,
        "subtype": {
          "code": "MonthlyCheckRecurrence"
        }
      }

保険金支払の定期送信(X か月間隔の特定曜日)

X か月ごとの特定曜日の反復的支払を使用して保険金支払を送信できます。次に例を示します。

  • 1 か月ごと(毎月)の第 1 金曜日に保険金支払を送信する
  • 2 か月ごとの第 3 火曜日に保険金支払を送信する

このタイプの頻度では、以下のフィールドが必須です。

  • firstDueDate - 保険金支払の初回予定日(これは、以降の保険金支払の頻度と一致するように設定したり、「順不同」になるように設定したりできます)。
  • numChecks - 反復的支払が適用される保険金支払の合計数。
  • subtype - MonthlyCheckRecurrence に設定します。
  • monthlyFrequency - 各反復の月数(毎月保険金支払を送信する場合は 1、2 か月ごとの場合は 2、以下同様)。
  • recurrenceWeek
    • recurrenceWeek.code - RecurrenceWeek タイプリストのタイプコードに設定します(firstsecondthirdfourth、または last)。
  • recurrenceDay
    • recurrenceDay.code - RecurrenceDay タイプリストのタイプコードに設定します(montuewedsthursfrisat、または sun)。
例えば、毎月第 1 木曜日の保険金支払を 7 回送信するには、以下の反復的支払を使用できます。初回の保険金支払は 1 月 7 日(1 月の第 1 木曜日)に送信されます。次回の保険金支払は 2 月 4 日(2 月の第 1 木曜日)に送信されます。以下同様です。
      "recurrence": {
        "firstDueDate": "2021-01-07",
        "monthlyFrequency": 1,
        "numChecks": 7,
        "recurrenceDay": {
          "code": "thurs"
        },
        "recurrenceWeek": {
            "code": "first"
        },
        "subtype": {
          "code": "MonthlyCheckRecurrence"
        }
      }

保険金支払の定期送信(X 週間隔の特定曜日)

X 週ごとの特定曜日の反復的支払を使用して保険金支払を送信できます。次に例を示します。

  • 1 週ごと(毎週)の金曜日に保険金支払を送信する
  • 2 週ごとの火曜日に保険金支払を送信する

このタイプの頻度では、以下のフィールドが必須です。

  • firstDueDate - 保険金支払の初回予定日(これは、以降の保険金支払の頻度と一致するように設定したり、「順不同」になるように設定したりできます)。
  • numChecks - 反復的支払が適用される保険金支払の合計数。
  • subtype - WeeklyCheckRecurrence に設定します。
  • weeklyFrequency - 各反復の週数(毎週保険金支払を送信する場合は 1、隔週の場合は 2、以下同様)。
  • recurrenceDay
    • recurrenceDay.code - RecurrenceDay タイプリストのタイプコードに設定します(montuewedsthursfrisat、または sun)。

例えば、毎週木曜日の保険金支払を 12 回送信するには、以下の反復的支払を使用できます。初回の保険金支払は 1 月 7 日に送信されます。次回の保険金支払は 1 月 14 日に送信されます。以下同様です。

      "recurrence": {
        "firstDueDate": "2021-01-07",
        "numChecks": 12,
        "recurrenceDay": {
          "code": "thurs"
        },
        "subtype": {
          "code": "WeeklyCheckRecurrence"
        },
        "weeklyFrequency": 1
      }