ドキュメントの概要

ドキュメントの所有者

ドキュメントはそれ自体では存在できません。親オブジェクトに添付する必要があります。システム API の観点から、ClaimCenter のドキュメントはクレームに必ず添付されます。ContactManager のドキュメントは業者の連絡先(「vendor」タグのある連絡先)に必ず添付されます。

ドキュメントのメタデータと内容

ClaimCenter データモデルには、Document エンティティが含まれます。Document のインスタンスに含まれるのは、作成者、MIME タイプ、ステータス(ドラフト、最終など)といったドキュメントのメタデータだけです。

ドキュメントの内容は文書管理システムに保存され、文書管理システムで管理されます。 ClaimCenter は、たいてい文書管理システムと連携します。そのため、ユーザーはドキュメントをアップロードし、ドキュメントの内容を表示および編集できます。

注: 文書管理システムの連携をシミュレートするコードが、ベースコンフィギュレーションに含まれています。このコードはデモ目的に適していますが、文書管理システムにある一連の機能が不足しています(バージョン管理など)。

メタデータがありながら内容のない InsuranceSuite アプリケーションに、ドキュメントは存在できます。例えば、保険会社が保持している物理的な紙がドキュメントである場合に適していることがあります。文書管理システムにドキュメントの内容が存在しない場合でも、保険会社はドキュメントとドキュメントに関するメタデータの存在を追跡したいと考えることがあります。

内容がありながらメタデータのない InsuranceSuite アプリケーションに、ドキュメントは存在できません。