未検証の保険契約があるクレームの作成
未検証の保険契約は、事故受付プロセスの過程で、担当者または呼び出し元アプリケーションから提供された情報に基づいて作成される保険契約です。この情報は保険契約管理システム内の情報と正しく対応している場合と、対応していない場合があります。
未検証の保険契約では、担当者が PAS からの情報なしで事故受付プロセスを開始します。この保険契約は、最終的には PAS からのデータで更新され、検証済みの保険契約に変換される必要があります。保険契約が未検証である間は、クレームプロセスを完了してクレームに対して保険金支払を行うことはできません。
未検証の保険契約は、テストシステムと実稼働システムのどちらにおいても使用できます。テストシステムでは、PAS への連携ポイントを持たず、Test Util API を有効にする必要もなく保険契約を作成できるので、未検証の保険契約は便利な方法かもしれません。実稼働システムでは、事故受付プロセスを開始する必要があるものの、何らかの理由でその保険契約が ClaimCenter で使用できなかったり、見つけることができない場合に、未検証の保険契約が役に立ちます。
未検証の保険契約とコンポジット要求
ClaimCenter では、クレームに関連付けられていない保険契約は作成できません。また、保険契約のないクレームも作成できません。したがって、未検証の保険契約があるクレームを作成する場合は、未検証の保険契約とクレームを同一の呼び出しに作成する必要があります。そのための唯一の方法は、コンポジット要求のコンテキスト内で作成することです。
コンポジット要求の使用方法の詳細については、コンポジット要求を参照してください。
次のセクションでは、未検証の保険契約とその子オブジェクトの作成に使用するエンドポイントについて説明します。ほとんどの場合、これらのエンドポイントは、要求自体のメイン URL ではなく、コンポジット要求内で URI として使用されます。コンポジット要求のメイン URL は常に POST /composite/v1/composite です。
未検証の保険契約がある完全なクレームをコンポジット要求に作成するペイロードの例については、サンプルのコンポジットクレームのペイロードを参照してください。