Advanced Product Designer Appについて
Advanced Product Designer Appは、保険商品の設計、シミュレーション、展開を支援するクラウドベースのビジネスツールです。ビジネスアナリストは、プロジェクトチームと共同で Advanced Product Designer を使用できます。
- 補償、免責事項、条件、リスクの詳細、およびその他の属性を含む保険商品を定義する
- PolicyCenter で保険商品を表示し、保険契約の申込を作成する
Marketplace GO 保険商品の場合、APD の利用を簡単に開始できます。 GO 保険商品には、米国労働者災害補償、米国商用インランドマリン、カナダ個人用自動車などが含まれます。マインドマップと XML テンプレートをダウンロードして APD にインポートできます。マインドマップは保険商品設計の開始点ですが、料率やルールなどの機能は提供しません。
APD 保険商品のワークフロー
Advanced Product Designer アプリによる保険商品の開発は、反復的なプロセスです。概念化ステップと視覚化ステップで保険商品のプロトタイプを作成し、最終決定ステップで保険商品を生成します。保険商品が実稼働環境に移行した後でも、業務要件の変化に合わせて各ステップでその詳細を継続的に修正することができます。
Advanced Product Designer Appを使用して保険商品を作成するためのステップは以下のとおりです。
- 概念化
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概念化では、保険商品を設計してレビューします。保険商品の概念化を開始するには、次の 3 つの方法があります。
- マインドマップでの概念化
- 保険商品の要件を捉えたマインドマップを作成することで、保険商品を概念化できます。概念化は、XMind Ltd が開発したマインドマッピングおよびブレーンストーミングソフトウェアである XMind 8 を使用して行われます。XMind を使用して、保険商品のリスクオブジェクト、補償、免責事項、および条件を取り込んだツリー状のマインドマップを作成します。このマインドマップを Advanced Product Designer アプリに読み込んで、保険商品を作成できます。
- Advanced Product Designer アプリでの概念化
- マインドマップを使用して保険商品を開発しない場合は、Advanced Product Designer Appで直接保険商品を開発できます。必要に応じて、手動で保険商品の詳細を追加し、保険商品を変更できます。
- テンプレートのアップロード
- XML または JSON テンプレートを Advanced Product Designer Appにアップロードして、その保険商品の開発を継続できます。
概念化では、チームメンバーと共にマインドマップと APD アプリ保険商品をレビューし、そのフィードバックを保険商品設計に反映します。
プロジェクトチームメンバー:概念化には、ビジネスシステムアナリスト、ビジネスアナリスト、およびプロダクトマネージャーが関わります。引受担当者などの保険商品のユーザーが入力内容を提供することがあります。
- 視覚化
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PolicyCenter では、PolicyCenter にインストールされた保険商品の場合と同様に、申込または他の保険取引を移動することで、保険商品を視覚化できます。 例えば、保険商品画面の移動、リスクオブジェクトの追加、補償の選択、保険契約データの入力を行うことで、保険契約の申込を視覚化できます。
視覚化により、PolicyCenter で保険商品を操作できます。変更が必要な場合は、Advanced Product Designer Appで保険商品を更新します。
プロジェクトチームメンバー:視覚化には、ビジネスシステムアナリストが関わります。ビジネスシステムアナリストは、プロダクトマネージャおよびビジネスアナリストと相談することがあります。引受担当者、アクチュアリーなどの保険商品のユーザーが入力内容を提供することがあります。
詳細については、 PolicyCenter と保険商品の連携 を参照してください。
- 最終決定と生成
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Advanced Product Designer Appで保険商品の詳細の入力し、視覚化された保険商品の承認を得たら、保険商品の最終決定の準備が整います。PolicyCenter では、最終決定で、エンティティ、保険商品モデル、ユーザーインターフェイスなど、PolicyCenter に必要なアーティファクトを作成して、APD アプリ保険商品から保険商品を生成します。
生成された保険商品は、PolicyCenter で提供される Guidewire Studio などの開発ツールを使用してインストールされた保険商品を拡張できます。保険引受ルール、料率、フォーム管理を作成できます。他のアプリケーションと連携して、ニーズに応じてその他の変更を行うこともできます。APD アプリ保険商品への変更を組み込むには、保険商品を再生成して変更を統合します。
詳細については、 PolicyCenter と保険商品の連携 を参照してください。