視覚化された保険商品の使用方法と提供条件

保険商品の属性が派生、非表示、使用不可能、またはユーザー入力のどれであるかをデフォルトで指定します。条件付例外を指定して、特定の状況における使用や提供条件を変更することもできます。

視覚化された保険商品では、保険商品属性の使用方法と提供条件の情報を指定できます。特に記述のない限り、申込でその効果が発揮されます。

注: 概念化で、マインドマップに使用方法と提供条件に関する備考・経緯を追加した場合、 これらの備考・経緯を使用して、視覚化された保険商品に使用方法と提供条件を手動で追加できます。

使用方法と提供条件のプロパティには、保険商品部分のフィールドの使用方法列と句の提供条件列からアクセスされます。これらのプロパティはマインドマップからはインポートできません。

保険商品モデルのさまざまな部分で、保険商品モデルの各部分の使用方法と提供条件を制御するプロパティを定義できます。デフォルトの使用方法または提供条件を指定できます。また、それに対する条件付例外を指定できます。例えば、デフォルトで使用できる補償が、過去に申込者が保険加入を拒否されたことがある場合は使用できない、という条件付例外などです。

フィールド

フィールドについては、以下のように指定できます。
  • 派生値はプログラムによって派生し、ユーザーインターフェイスでは読み取り専用です。インストールされた保険商品では、値を派生する Guidewire Studio でコードを作成します。
  • 非表示値はデータベースに保存されますが、ユーザーには表示されず、Cloud REST API でもアクセスできません。
  • 使用不可能フィールドは提供不可能であり、保険契約に追加できません。
  • ユーザー入力ユーザーが値を入力します。
  • ユーザー入力:確定に必要ユーザーが値を入力します。 保険契約の確定のために値は必須です。視覚化された申込には影響しません。
  • ユーザー入力:計上に必要ユーザーが値を入力します。 計上のために値は必須です。視覚化された申込には影響しません。
  • ユーザー入力:見積に必要ユーザーが値を入力します。 見積のために値は必須です。視覚化された申込には影響しません。

句については、以下のように指定できます。
  • オプション句はオプションであり、保険契約に追加できます。
  • 必須句は必須であり、保険契約に自動的に追加されます。句を削除することはできません。
  • 推奨句は保険契約に自動追加されますが、削除することもできます。
  • 使用不可能句は提供不可能であり、保険契約に追加できません。

フィールドと句の条件付例外

フィールドと句の条件付例外では、アクセス可能な属性が保険商品モデルによって決まります。ドロップダウンリストには、所在地および関係者の属性を除き、兄弟および親のすべての属性が含まれます。

デフォルトで、すべての保険商品には、保険商品、基本管轄区域、保険引受会社、および契約通貨の属性があります。

フィールドまたは句に条件付例外が複数ある場合、それらを優先順位にもとづき判定し、その内容が正しいとみなされた時点で終了します。一致するものがなければ、デフォルト値を使用します。

条件付例外に複数の行(条件)がある場合は、すべての条件が正しくなければなりません。Conditional Exceptions テーブルでは、それぞれの例外の条件が AND という単語で分割されています。

句の条件付例外

条件付例外では、以下の状況の場合、句にアクセスできます。
  • 句:兄弟および親の句から選択
  • 句の条件:兄弟の句および親の句または句の条件から選択

  • 句の条件のタイプリスト、パッケージおよびオプションの内容:句の他の句の条件から選択

次のマインドマップでは、リスクオブジェクトおよび句を持つ一般的な保険商品構造を示します。
保険商品種目には、リスク A、B および B の下にネストされる C があります。ネストされた補償および条件には、その親を示すラベルが付加されます。
 
補償 C1 の条件付例外は、次の句にアクセスできます。
  • 保険商品種目:種目補償 A
  • 保険商品種目:種目補償 B
  • リスク B:補償 B1
  • リスク B:補償 B2
  • リスク C:条件 C1
  • リスク C:条件 C2
  • リスク C:補償 C2
補償内容 C1-1 の条件付例外は、次の句および句の条件にアクセスできます。
  • 補償 B1:内容 B1-1
  • 補償 C1:内容 C1-2
  • 補償 C2:内容 C2-1
  • 保険商品種目:種目補償 A
  • 保険商品種目:種目補償 B
  • リスク B:補償 B1
  • リスク B:補償 B2
  • リスク C:条件 C1
  • リスク C:条件 C2
  • リスク C:補償 C2

リスク B および C で、補償および補償内容は補償 A1 にアクセスできません。リスク A は親ではないためです。

オプション C1-1-1 の条件付例外は、次の句の条件にアクセスできます。
  • 補償 C1:内容 C1-2
注: 付表内容で条件付例外を定義することはできません。