共同保険とリスク階層化
商用種目の保険契約では、複数の保険会社が共同保険とリスク階層化を使用して、1 つの保険会社では補償できないほど大きなリスクに保険をかけることがよくあります。例えば、民間航空機のフリートを対象とする保険契約がこのモデルを使用します。
共同保険モデルでは、複数の保険会社がそれぞれ高額リスクの一部を補償することに同意します。例えば、保険会社 A がリスクの 60% をカバーし、保険会社 B が 40% をカバーします。
共同保険は通常、リスク階層化とともに使用されます。リスク階層化は、タワー、または同じ事業クラスの補償セットに適用されます。例えば、保険契約には財物補償用のタワーと賠償責任補償用のタワーがあります。APD では、SectionType タイプリストで定義されたセクションの種類を句のカテゴリに適用して、事業クラスを指定します。
APD で保険商品の共同保険とリスク階層化を有効にすると、PolicyCenter で申込を作成するときに共同保険とリスク階層化モデルを実装できます。申込では、次の操作が可能です。
- 賠償責任などの事業クラスの補償を表すタワーを作成します。
- 各階層の制限と超過を指定するリスク階層をタワーに作成します。
- タワーまたはその 1 つ以上の階層を共同保険にします。
共同保険とリスク層の有効化
このタスクについて
APD 保険商品で、PolicyCenter の[申込]画面で共同保険とリスク層を有効にします。
手順
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セクションの種類を適切な補償に適用します。
- 補償を編集します。
- [要素の詳細]で、[句のカテゴリの管理]をクリックします。
- 適切な句のカテゴリを編集します。
- [要素の詳細]の[セクションの種類]で、PolicyCenter からコードをコピーして貼り付けます。
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共同保険とリスク層を有効にします。
- [保険商品モデル]画面のナビゲーションペインで、保険商品を選択します。
- [要素の詳細]で、[共同保険]と[リスク層]をチェックします。