フリーテキストバッチ読み込みコマンドについて

Windows では、文字値のソートお行う Unix 互換のソートバイナリが有効になるように設定します。

注: フリーテキスト検索を埋め込み操作としてコンフィギュレーションする場合は、フリーテキストバッチ読み込みコマンドの設定およびコンフィギュレーションを行わないでください。代わりに、Solr Data インポートバッチ処理を使用してください。

フリーテキスト検索コンフィギュレーションファイル

設定時に変更するコンフィギュレーションファイル(バッチ読み込みコマンドそのものを含む)は、次のディレクトリに配置されています。
  • ClaimCenter/modules/configuration/config/solr/claimcontact
追加のインデックスドキュメント型を作成した場合は、ドキュメント型ごとに次のディレクトリを作成して、その中でこれらのコンフィギュレーションファイルとバッチ読み込みコマンドを変更します。
  • ClaimCenter/modules/configuration/config/solr/documenttype/conf

フリーテキストバッチ読み込みコマンドの設定情報の大半は、データベース製品別のコンフィギュレーションファイル中で指定されます。コンフィギュレーションファイルの名前は以下の形式になります。

batchload-config-databaseBrand.xml

フリーテキスト検索コンフィギュレーションパラメータ

batchload-config ファイル中で編集することの多いコンフィギュレーションパラメータを以下に説明します。

コンフィギュレーションパラメータ

説明

absolutePathToSortExe

ソートバイナリの場所。/bin/sort(Unix の場合)または c:\cygwin\bin\sort.​exe(Windows の場合)以外のバイナリを使用する場合、このパラメータを変更する必要があります。

absolutePathToSortTmpDir

ソートバイナリの中間ファイルを書き込む作業ディレクトリの場所。このディレクトリは absolutePathToWorkDir によって指定されたディレクトリと同じ場合と異なる場合とがあります。

absolutePathToWorkDir

フルテキスト検索エンジン用の大規模インデックスドキュメントを照合およびコンパイルするための作業ディレクトリの場所(リモートホスト上の可能性あり)。一般に、実稼働環境ではこのパラメータは変更する必要があります。変更しなかった場合、作業ディレクトリは Guidewire Solr ホームディレクトリ内になります。指定先のディレクトリに高パフォーマンスかつ十分なディスク容量があることを確認します。

この値を変更した場合は、data-config.​xml にも対応する変更が必要です。

dataSource

ClaimCenter リレーショナルデータベースの接続情報。データベースのネットワーク上の場所やユーザー名およびパスワードを指定するには、このパラメータを変更する必要があります。

documentRoot Guidewire Solr Extension ドキュメントが保存される最上位ディレクトリ。このパラメータのデフォルト値は ${solrRoot}/cc/solr/policy_active です。
solrRoot Guidewire Solr Extension ファイルが保存される最上位ディレクトリ。このディレクトリには、Guidewire Solr Extension .​zip ファイルの内容が展開されます。このパラメータのデフォルト値は /opt/gwsolr です。

solrServerConfigFile

ClaimCenter が使用するフリーテキスト機能と、Guidewire Solr Extension とのインタラクションを制御するコンフィギュレーションファイルの位置を示します。Guidewire Solr Extension のホームディレクトリが /opt/gwsolr から変更されている場合はこのパラメータを変更します。

xsi:noNamespaceSchemaLocation

バッチ読み込みコンフィギュレーションファイルの XSD の場所。Guidewire Solr ホームディレクトリが /opt/gwsolr 以外の場合は、このパラメータを変更する必要があります。

Windows のパスでは、パス区切り記号としてスラッシュ(/)が使用できます。Guidewire Solr ホームディレクトリが ClaimCenter インストールディレクトリと異なるドライブ上にある場合は、ドライブレターも指定する必要があります。

注: 上掲の表のパラメータはプロパティファイルまたは環境変数から変更できます。

関連トピック

  • システム管理ガイド
  • コンフィギュレーションガイド

ClaimCenter でのフリーテキストバッチ読み込みコマンドのコンフィギュレーション

手順

  1. 次の Guidewire Solr コンフィギュレーションディレクトリに移動します。
    • /opt/gwsolr/cc/solr/claimcontact_active/conf
  2. 編集する batchload シェルスクリプトまたはバッチファイルを開いて、次の手順を実行します。
    Guidewire Solr ホームディレクトリとして /opt/gwsolr 以外のディレクトリを使用する場合、BASE_DIR 環境変数を変更して、コンフィギュレーションファイルの場所を指定します。
    例:
    UNIX
    BASE_DIR=/opt/gwsolr
    Windows
    set BASE_DIR=C:\opt\gwsolr
  3. 前のステップで場所を指定したバッチ読み込みコンフィギュレーションファイルを開き、次の手順を実行します。
    1. 次の要素について、変更の可能性がないか確認します。
      UNIX
      <param name="solrRoot" value="/opt/gwsolr"/>
      <param name="absolutePathToSortExe" value="/bin/sort"/>
      Windows
      <param name="solrRoot" value="c:\opt\gwsolr"/>
      <param name="absolutePathToSortExe" value="c:\cygwin\bin\sort.exe"/>
    2. <dataSource> 要素の属性を変更して、データベースの値を一致させます。
      重要: セキュリティ上の問題のため、Guidewire Solr Extension データベース認証情報はプロパティファイルまたは環境変数から取得するようコンフィギュレーションすることをお勧めします。ステップ 3b でデータベース認証情報をハードコーディングしないでください。同様に、セキュリティ上の問題のため、データベース認証情報が入ったプロパティファイルを使用する場合、C:\opt\gwsolr\cc\solr\claimcontact_active\conf または C:\opt\gwsolr\cc\solr\claimcontact_active にそのファイルを配置しないことをお勧めします。代わりに、このプロパティファイルを C:\opt\gwsolr\cc\solr\claimcontact_active\conf. に隣接するフォルダに配置します。
  4. Solr アプリケーションを再起動して、変更を適用します。
  5. batchload コマンドを実行して、設定をテストします。
  6. ステータス応答を調べて、設定を検証します。
    問題なく読み込みが行われていれば、[Total Rows Fetched]と[Total Documents Processed]が同じ正の値になります。

次のタスク

上記の手順が完了したら、『コンフィギュレーションガイド』に進みます。