gwb ビルドコマンドの JVM オプション

次の JVM オプションは多くの ClaimCentergwb ビルドコマンドで有効です。

-Denv=aaaa
指定した環境変数(env)を使用して ClaimCenter サーバーを起動します。
-Dgw.passthrough.systemProperty=dddd
指定したシステムプロパティ値を使用して ClaimCenter サーバーを起動します。オプションパラメータには次の意味があります。
  • systemPropertyconfig.xml ファイルの <registry> 要素に定義されたシステムプロパティの名前。
  • dddd:システムプロパティの値。

JVM env ストリングの値は常に小文字

JVM オプションを使用してサーバー環境を設定する場合、ClaimCenter は提供されたストリングを自動的に小文字に変換します。例えば、次の JVM オプションを使用した場合に、小文字への変換が行われます。

  • Jetty - -Denv
  • Tomcat - -Dgw.cc.env
  • Studio - -Dgw.cc.serverid
つまり、-Dgw.cc.env=TEST と入力すると、ClaimCenter はストリングの TEST を小文字のストリングの test に変換します。env のストリングの自動変換によって、参照された env の値と定義された環境名がマッチしなくなることがあるので、注意してください。
注: コマンドラインから Quickstart サーバーを起動する場合は -Doption を使用します。それ以外のアプリケーションサーバーを使用する(Guidewire Studio からの起動を含む)場合は -Dgw.cc.option を使用します。

コア gwb コマンドの参照テーブル

gwb ビルドコマンドの一部(全部ではない)で JVM オプション -Denv および -Dgw.passthrough を使用できます。次の表に、表示された JVM コマンドオプションがコア gwb コマンド(タスク)に有効であるかどうかを示します。

コアタスク

JVM オプションを使用可能

JVM オプションを使用不可

clean

cleanIdea

codegen

compile

dropDb

genDataDictionary

idea

runServer

stopServer

studio

JVM オプションの例

例えば、 -DmySystemProperty=someValue をビルドコマンド dropDB に渡すには、次のコマンドオプションを使用します。

  • gwb dropDb -Dgw.passthrough.mySystemProperty=someValue

次に、dropDB コマンドをテスト環境専用にするには、次のコマンドを(Jetty サーバーに対して)使用します。

  • gwb dropDb -Denv=test -Dgw.passthrough.mySystemProperty=someValue

次のビルドコマンドは、パススルーシステムの正しい使用例です。

  • gwb runServer-Dgw.passthrough.javax.net.ssl.keyStore=/Java/jdk1.8.0_74/jre/lib/security/cacerts

gwb ビルドコマンドの詳細については、『開発者設定ガイド』を参照してください。